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人工照明の健康への影響

NEW YORK Times ネット情報 WELL より


光害



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最近の動物での新たな研究によると
光害へ過度の露出は、筋肉や骨強度に
影響を与える可能性があることを示唆している。


オランダのライデン大学医療センターの研究者は
6ヶ月間、通常の明暗条件下で生きるラットと
暗闇に12時間、照明照射12時間の条件下で生きるラットを
比較して、その健康状態を調査した。


医学誌カレントバイオロジーに発表された報告書によると
研究の間、連続光に曝露されたラットの筋力は弱く、
早期の骨粗鬆症の兆候が現れた。
また、ラットは肥満化し血糖値も上がり免疫力も低下した。


今までの研究では、過度の光照射は
認知に影響を与える可能性があることを示唆していたが、
新たな研究では筋肉や骨への顕著な影響が見られたことは
驚くべきことであったとしている。


一定の光曝露が動物の生体機能に影響を与えた理由は明らかではないが
一般に光と闇のリズムが身体の生理的プロセスの多くを調整する
サーカディアンリズムに影響することは知られている。


精神科医師で睡眠に詳しいクリス・コルウェル博士は
「研究は、わずか数ヶ月で大幅に体内時計が破壊されたことで
筋肉繊維、骨格系および自動生体機能が負の影響を受けたことを示す
初めての類のものである。
本研究の一部ではないが、カリフォルニア大学ロサンゼルス校での
同様の研究では、ラットのパフォーマンスは下がり、
2ヶ月未満で筋肉の萎縮や身体機能の低下が確認された。」と言っている。


一方、良い報告としては、人工光曝露の影響は可逆的でもあり、
研究ラットは自然の光サイクルに戻すと2週間後には正常化した。


ラット研究の知見はヒトの健康に直接当てはめることはできないとしつつも、
病院の集中治療室や高齢者や新生児の養生施設など
24時間人工光を使い続ける環境での患者の健康状態が懸念されており、
人工光が健康に与える影響について、より多くのデーターが必要であるとしている。


「私たちは、一定の光条件の下で社会的に病気の人を温存させている」と
コルウェル博士は述べている。


この研究は、テレビゲームやコンピューターから発せられる光に
晒される人々への影響も含んでいる。
画面からの青色光の波長は、従来の人工照明から発せられる赤色光波長よりも
サーカディアンリズムに支障をきたすことを示している。

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