スキな色、キライな色はどう決まる?

人が持つ色に対するスキ、キライの区別は、
そのとき置かれている環境や役割、人間関係、季節など
さまざまな要因が絡み合って【感情】を作りだしています。

ですので、環境や状態、季節が変われば
スキな色、キライな色も変わってきます。

今の気持ちが「何色」で表されているかで、
感情のみならず
置かれている環境や、役割、人間関係もが分かるのが
色の面白いところです♡

スキな色とキライな色がどうやって決まっているのか…??について
早稲田大学の斎藤美穂先生が分かりやすく解説してくれている
インタビュー記事を見つけましたので
一部引用させていただきます☆

カラフル花


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そもそも色の違いとは、色に含まれている波長の違いのことです。
モノの色は、太陽や蛍光灯など自ら光を発するもの=光源から、
何色の光を反射しているかによって決まり
私たちは、その反射した光の色を見て、
「リンゴは赤」「海は青」のように、色を認識しています。

このような物理的特性によって生じた色そのものには、
もちろん温度の差などもないのですが、
私たちは赤い色を見ると"温かそう"だと感じたり、
青いものを見ると"クール"に感じたりと、色に対して、
価値や感覚、感情をもちます。

それは、色の最終的な判断を"脳"が行っているからこそ、起こること。
最初に、眼球という生理的な器官で色を受け取ると、
視覚野で色を認識し、そのあと"扁桃体"を通過します。

扁桃体には、見たものや味、匂いや聞こえる音など、
五感などを通し得られるあらゆる情報が入ってくるのですが、
このときに、色は、ただの色ではなくなり、
"好きな色""嫌いな色""ほっとする色"など、
さまざまな感覚や感情が加わるのです。

なぜかというと、ひとつは、もともと扁桃体は、
生存するために安全か危険かの指令を出すために
発生した部位だからです。
たとえば、腐っているような匂いがしたら、
扁桃体はすぐに反応し、命の危険があるかもしれない、と
危険信号を出すことで、私たちは、食べるのをやめる、
という行動に移すことができます。

そして、安全なものに対しては、快い、好きだという感情が生まれ、
危険なものに対して、不快、嫌いだという感情と結びつきます。
このとき、色はただの色ではなくなり、
「好きだな」「嫌いだな」などの価値判断が加わるのです。

人間には、単純接触効果といって、何回も見たもの、経験したもの、
触れたものをだんだんと好きになる習性がありますので、
幼いことからのなじみ深い色を好きだと感じたり、
逆に見慣れないものを、最初のうちは好きになれない、
といったことも起こります。

色を見て、感情などがわき起こるもうひとつの理由としては、
扁桃体のすぐ近くに、"海馬"があることにも関係があります。
聞いたことがある方も多いかもしれませんが、
海馬は、記憶と深く関係のある部位。
「この色は、私に似合っていた色だな」などの記憶と結びつけば、
その色を見たときに"好きだ"という感情も一緒にアウトプットされます。

色を見たときに感じる気持ちや感覚は、
ごく個人的なものでもありますし、
人間全般に共通する感覚もあります。
たとえば赤についてですが、赤い色を見たときに多くの人が感じる
"暖かそう"という共通した感覚について考えてみましょう。

これは、赤が火の色や血液の色を連想するものであり、
かつての「火にあたったときに、暖かさを感じた」記憶や
「血が温かい」ことを体感で知っていること、
血を見たときに生理的にカーッとなったり、
テンションが上がった経験や記憶とも結びついて、
赤色に対して、「情熱的」「ホットな感じ」「温かそう」など、
多くの人たちが共通した感情をもつのです。

このことから、私たちが色を知覚し、
脳が価値を判断する感覚は、ごく個人的なものもあり、
また人間が共通してもつ感覚があることがわかりますね。
それだけでなく、色に対する認識には、
国やエリアごと、男女ごと、世代ごとにも傾向があるのです。

引用:ワコールBODY BOOK
http://www.bodybook.jp/entry/201603/doctor16vol1.html
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いかがでしたか?
色に対する感情の源は
偏桃体と海馬が深く関わっています。

私たちは常に「感情」に意識を向けがちですが
「感情」は、今目の前にしていることに対する
「記憶」の反応です。

記憶を司る海馬は本能に属していて、
無意識と密接な関係を持っています。

無意識は言葉を持ちません。
意識できてはじめて言葉という形をもちます。

色は無意識からのメッセージを伝えます。
特定の色に対して「好き」や「嫌い」の
「感情」が生まれたということは
無意識レベルでは、
その色が持つメッセージに
気付いて欲しい、思い出して欲しいことがあるから。

気付く必要も、思い出す必要もないとき、
人はそのメッセージを持つ色に反応しません。

緑を見て「綺麗だな~」と思う時もあれば
特に何も感じない時もありますよね。

自分のことでありながら
なかなか気づけないこと、思い出せないことが
いっぱいなのは
私たち人間は理性優位の動物で
無意識が理性によってフタをされてしまうことが多いから。

でも、理性が悪者なわけではありません。
理性がなかれば社会生活、人間関係
上手くやっていけませんから…(;^ω^)

大切なのは、無意識が発信しているメッセージを
気付き、思い出してあげること。
無意識は忘れられちゃうのが寂しいんです。

だから、ちゃんと覚えてるよ、気にしているよ、って
色を通して無意識の声を表面化させてあげるだけで
心はスッキリしちゃうのです(^^♪

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